「そもそも、ゴールデン街って土地の権利が入り組みすぎてて訳が分からないんですよ。例えばこのゴールデン街の中を通ってる道路の権利者だけで106人いるんですね。そこにお店の権利を持ってる人も足すと、もう膨大な人数の権利者がこの狭い土地にひしめきあってるんで、どの土地が誰のものかパッと見だと全然分からないんですよ。」
「なんでわかんないの? 不動産の登記簿見れば良いだけのことじゃん。アホなの? 大丈夫? ちゃんと義務教育終わってる? お酒の飲みすぎで脳みそが焼酎漬けみたいになった?」
「言い過ぎですよ。それがね、登記簿もちゃんと更新されてなくて、持ち主として登記されてる人のところに行ったら『俺はそんな土地知らねえぞ!』ってなったりするんですよ。地主の人が亡くなってから相続登記がちゃんとされてなくて今の持ち主が分からなかったり。なので、本当の土地の権利を誰が持ってるのかを、借りてる人すら知らない、みたいなややこしい土地なんです。だから、土地を買おうと思ってもそもそも誰と交渉すれば良いのかすら分かんないんですよ。」

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