人間は「論理そのもの」を扱うのがそもそも苦手らしいのだ。

「ウェインの選択課題」と呼ばれる問題がある。

以下のように4枚のカードがある。このカードには「片面が奇数ならばその裏はひらがな」となるように作られているという。

「3」「8」「う」「キ」

本当にそうなっているかを調べるためには,どのカードを裏返してみる必要があるか。何枚裏返してもかまわないが,必要最小限の枚数にすること

この問題,初歩的な論理的思考を要求する問題なのだが,多くの人は「3」「う」を選ぶらしい。おそらく,FizzBuzz問題をなんなく解けるプログラマでも,多くの人が間違えるはずだ。

正解は「3」と「キ」なのだが,どうしてそうなるか解説すると,まず,「3」を裏返す必要があることは簡単に分かる(3の裏がひらがなでなかったら,ルールに反するので)。次に「8」は偶数で,偶数の裏がどうなっているかは決められていないので,調べる必要がない。

問題は「う」で,この裏が偶数だったらルールに反する,と考えてしまう人が多いのだが,「ひらがなの裏が偶数ではいけない」つまり「うらがなの裏は必ず奇数である」とはどこにも書いていないのだ。なので,「う」のカードは裏返す必要がない。

「キ」に関しては,もしこの裏が奇数だったらルールに反することになる。なので,このカードは必ず裏返す必要がある,ということになる。

この問題を見て分かるのは,人間は必ずしも論理に沿って考え,行動しているわけではない,ということだ。人間は,この種の思考が苦手なのである。

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