ケイマン諸島やバージン諸島などタックスヘイブン地いろいろあるが、タックスヘイブン地の雰囲気を味わいたければ、まず、アメリカ、デラウェア州のウィルミントン市に行ってみるがいい。ウィルミントン市は人口7万人、その中で、ど有名なノースオレンジ通り(North Orange St.)1209の番地に2階建ての貧相な建物がある。この2階建ての建物(ビルではない)に本社を置く企業は32万社ある。ウォールマート、スターバックス、アップルなどの本社登記地がこの建物にあるのをご存知ない人はいっぱいいる。当然、今をときめくトランプ大統領候補の会社もここにある。驚くことはない。アメリカの上場企業の設立当初の本社の95%は、このウィルミントンにある。デラウェア州全体の人口もたった94万人、この州に本店所在地のある企業はなんと118万社である。 ここで仮に、会社を設立したいと思ったら、この2階建ての建物にまず伺う。この建物はCTコーポレーションという会社が所有し、建物にそのオフィスがある。そのオフィスでは次のような会話が常に行われる。「ここに会社を設立したいのですが」「わかりました。あなたのプライバシーに関する情報は要りません。そして、会社役員の名前や株主の名前も必要ありません。さらに、あなたの名前や住所も教える必要がありません。デラウェア州在住の人の名前を使えばすべて完成です」「値段はいくらですか」「すべての手続きで約300ドル(3万円)です。急がれるのでしたら1000ドル(10万円)を支払えば、1時間以内で設立登記が完了します」

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