仮に100人を養えるだけの土地があり、子が二人だったとすると、最初の相続では、50、50に土地が分割されます。これが二代目です。

次の世代になると、25になります。これが三代目。
四代目になると、12.5です。
五代目になると、6.25
六代目になると、3
七代目になると、1.5
八代目になると、0.75

つまり、七代目にはもう夫婦で食べて行くことすらできず、八代目になると家が崩壊してしまうわけです。

この時代、元服も結婚も早かった時代ですから、一世代はおよそ20年で交替しています。つまり20年×7代=140年で、見事財産が崩壊し、幕府も崩壊してしまうわけです。
実際、鎌倉幕府は数式通り141年目に崩壊しています。

こうして田を分けてしまうことで、国を滅ぼし、家を滅ぼすことを、後年の人は嗤って「田分け(たわけ)」と呼びました。
よく時代劇などに出て来る「たわけものめがっ!」の「たわけ」です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA