いま本艦は仙台近くの海洋にいるが、陸上から流されてきた
家屋などの破片や遺棄された漁船の船体や貨物など
ものすごい分量の漂流物が目立つ。
私がそこから感じるのは悲劇と希望だ。
周辺の海域は漂流する墓場だともいえる。人間の生活や
生命の無数の破片が水に洗われているのだ。

一方、海岸近くでは生存者たちが物資の不足と冷寒の天候と戦っている。
今朝は雪も降った。私たちは陸上で道路や線路を切断されて、
一般の救出活動からは隔離され、孤立していた人たちを救うことができた。
本艦のヘリコプター群は休みなしに飛行し、陸の被災者たちに
食料、水、衣服、毛布などを供給した。

マスティン艦内では乗組員から衣類や現金の寄付を募った。
その結果はすごかった。
発進していくヘリはどれも大量の物資を積んでいた。
状況がもっとわかっていれば、
基地からもっと多くの物品を持ってきただろう。
私自身も艦内で自分のロッカーを調べ、
すべての下着などの衣類やタオル、靴下、毛布などを提供した。
乗組員のみんなが最大限の寄付をしていた。

放射能の危険はメディアが伝えるほどではないという。
だがいかなる汚染も避けるために必要な予防策はとった。
本艦の位置や航行の方向についても、
そのための最大限の注意が払われている。
原発でメルトダウンが起きれば、危険が増すのは当然だが、
いまはまだないという。

次の日は午前2時から7時まで偵察の任務となった。
本艦のヘリは陸上で孤立し、屋上にSOSの表示の出た病院に着陸した。
200人ほどの患者がいて、物資を緊急に必要としていた。
私たちは食料、水、衣類、毛布などを提供した。

http://sankei.jp.msn.com/amr11031820270013-n1.htm

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