ビルの管理者であるNさんがLANケーブル貸し出しサービスを始めました。どこでも好きなところにLANケーブルを敷設するというサービスです。ただ、このLANケーブルはとてもグレードが高くとても壊れ易いため、月額100円の維持費がかかってしまいます。良心的なNさんは、原価そのままの100 円でだれにでも貸し出しますよ、と通知しました。また、ケーブルを通す導管だけなら1円で貸しますということもやっています。

次に、Nさんは、維持費100円のケーブルを100円で貸していても儲けにならないので、せっかくなら何とか商売にしようと考えました。そこで、一本の線の先に8ポートのハブを取り付け、維持費100円の長いLANケーブル1本と維持費10円の短いLANケーブル人数分だけで最大8人の通信を支えるサービスを、月額50円で始めました。他のKさんなどは、LANケーブルの先に自分で100ポートの高級ハブを設置し月額40円のサービスを打ち出して大人気になっています。1円の導管だけ借りて自分でもっと壊れにくいLANケーブルを引っ張ってNさんに対抗するサービスをする人も出てきています。

さてここで言いがかりをつけてきたのがSさん。Nさんに対して「お前だけハブを使って原価が安いのはずるい」といい始めました。「そのハブを使って通信させろ。ハブにつながってるLANケーブルはお前が勝手に引っ張ったものだから賃料は払わない。その代わり、ポート利用料として原価の8分の1の12 円だけ払ってやるよ」と言います。Nさんは自分が工夫して原価180円で最大400円儲かるサービスにしたのに、Sさんに12円で貸してはたまりません。ビルの管理者だからと言って、NさんはSさんに12円でハブのポートの利用権を貸さなければならないでしょうか。

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